STORY
1
社長が受けた採用面接
今も変わらないTO-REIのイメージ~私の原点~
吉田社長が入社されたのが1978年。採用面接の時のことを覚えていますか?
吉田社長(以下Y)
覚えてますよ。当時は今と違ってボロボロの社屋でしてね。面接官は創業者だったんです。
それは緊張しますね…どんなことを聞かれたのでしょう。
Y
「この仕事は汚れることも多いし、体力的にもきつい仕事だぞ」「長男か?親の面倒を見なくていいのか?」と、いきなり心配されました。驚きましたね、その正直さというかストレートさに。
直感的に、あ、信用できる、と感じたことを今でも鮮明に覚えています。
よほど印象的だったんですね。
Y
それもそうですが、入社後もそのイメージは変わらず、むしろ強まっていきましたね。
TO-REIは信用できるというイメージですか?
Y
はい。創業者は「儲けすぎてはいけない!」という信念の持ち主でした。実際に利益が多すぎると判断したときは「お客様にお金を返しに行ってこい!」と指示されたこともあります。
そんなことがあったのですか...
Y
創業者だけではなく、代々の先輩方からも「TO-REIの社員は、常に適正な提案をし、適正な報酬を堂々と請求する」ものだということをくり返し教えられました。その姿勢を地道に続けていけば、自然に正直な経営につながっていくと思うのです。
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2
TO-REIを支える精神
TO-REIに興味をお持ちの方に知ってほしい「社訓」
先ほど伺った精神がTO-REIのサービスに反映されているのでしょうね。
Y
ええ、お客様に対してまっすぐであることは、良いサービスを提供するうえで必要不可欠です。
常にお客様の要望に耳を傾け「お客様にとって真に最適な空調システムは何か?」を思案し、提案し続ける。末永くお付き合いをいただけるのは、その結果生まれる信頼関係があればこそなんです。
こうした考え方は68年もの間、先輩から後輩へ脈々と引き継がれています。コツコツと真面目に業務に取り組む伝統は、今も社内に生き生きと生きていますよ。これがTO-REIの強みであり、財産なのです。
社訓からもそのような考えが見て取れます。
Y
そのとおりです。ちょっと、社訓を見ていただけますか?
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3
社長が目指す会社像
自分の家族や友人に
入社を薦めたくなるような会社が理想
吉田社長には、理想の会社像があると聞いています。
Y
まず思い浮かぶのは「共存共栄」の実践です。
「社員が真に誇れる会社」になっているかどうかの見える化を目標にしています。共存共栄とは、自分だけではなく、周囲の人にも自分の満足感や幸せを分けたい、という感覚です。
例えば、自分の会社って本当にいい会社だな、と常に実感していると、自分の子どもや孫、友人たちにも「就職するならTO-REIがお薦めだよ」と思わず言いたくなるものなのではないでしょうか。
「あの社員のお子さんもTO-REIイズムを引き継いで頑張っているのか...」 そんな会話を日常的に聞くことができる。私は、ぜひそんな会社にしていきたいと考えています。
家族や友人に入社を薦めたくなる会社となるための、具体的な取組みは?
Y
はい、すでにいろいろ取り組んでいます。こちらをご覧ください。
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4
社長の原動力
熱意には熱意で応える。
そのことが個人と会社を成長させる
社長は一貫して人を財産だとおっしゃり、また人財育成を最重要課題にされています。その思いはどこから来るのでしょうか。
Y
私は「熱意には熱意で応える」を身上とし、社員にもそう訴え続けています。これは私自身の経験からくる信念なのです。
昔、営業部門にいた頃、当時のうちの技量・技術力をはるかに超える工事の打診がありました。成功する可能性は低いわけで、受注して失敗したら大変なことになります。ご依頼を受けたいと言いましたが、上司は猛反対。当たり前ですよね。
そのあと、どうなったのですか?
Y
リスクが大きい案件ではあったのですが、可能性がゼロじゃない以上、挑戦したいという気持ちを抑えることができませんでした。成功すれば、会社が大きく飛躍できることは間違いないのですから。
私は、とにかくリスク回避が可能であることの裏づけを示せるよう、入念に調査をし、上司に訴え続けましたよ。成功の可能性があるのだと、分析結果で示し続けて。
結局、受注できたのですか?
Y
はい。猛反対され続けたんですが、私も折れなくて…。そうこうしているうちに、ある部長が「コイツがここまで言っているんです。やらせてみませんか?」と上に意見してくれたんですよ。そこが突破口になりました。
すごくいいお話ですね。口添えしてもらった時、どんなお気持ちでしたか?
Y
それはそれは嬉しかったです。ありがたかったですね。このときの「挑戦して良かった」「挑戦しないと新たな道は開けないんだ」という強い実感が、今の私の仕事観を形成したといっても過言じゃないです。
あれ以来、いつも「新たな挑戦がしたい」という気持ちを忘れていませんし、その思いが私を鼓舞してくれています。
なるほど…そのような経験や思いを後継に伝えているのが「継承塾」なのですね。
Y
そうですね。あのときの気持ちを多くの社員に味わってほしくてやっているのが「継承塾」です。私が経験したこと、学んだこと、仕事のコツやルール、作法を伝える場となっています。仕事はたとえ失敗しても、挑戦してこそ、その真髄を味わえるということを伝えたいです。
先ほどのご経験を聞いたせいか、すごく面白そうなプロジェクトに思えます。
Y
私自身も勉強になっています。部下や若い社員から話を聞く場でもありますから。
TO-REI社員のキャリア形成や将来については、どうお考えでしょうか。
Y
会社に就職するときに、所属が決まるとずっとそこにいなくちゃいけないというやり方はスタンダードですね。その方法は、専門性は高めるかもしれないですが、専門領域を限定して、可能性を狭めることがあると思うんです。
ある現場で仕事をしたとき、「自分はもしかしたらこっちの業務の才能があるかも」「あっちもやっておけば、もっとスキルが上がるんじゃないか」と感じる経験って、誰にでもあるのではないでしょうか。
確かにありそうです。
Y
それが自由にできないのは窮屈だし、可能性を狭めてますよね。だから、TO-REIではキャリアチェンジの希望は8割方受け入れています。
もちろん、TO-REIの事業の基礎部分を学び、深く理解する時期も大切にしていますよ。ですが、ある程度キャリアを積んだ社員については本人の意志や希望を尊重し、自主性や創造性をより高めてあげたいのです。
熱意には熱意で、ですね。
Y
はい、そうです。私自身が先輩方にそうしていただいたように、「熱意には熱意で応える」ことを今度は私が社員に伝え、実践していく。これが私の責務と考えています。
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5
社長からのメッセージ
「伝える力」が人や社会を動かすと信じて
最後に、TO-REIの求人にご興味をお持ちの方に、改めてメッセージをいただけますか?
Y
はい。TO-REIはお客様にはもちろん、社員に対しても誠実でありたい。社員側も経営サイドのそうした姿勢に呼応するように、会話や行動で考えを示してほしいと思っています。それは、TO-REIを志望してくださる皆さんに対しても同じ考えです。
熱い気持ちをもって、言葉や行動で自分の意思を伝えることが、個人レベルの小さな環境を変え、やがては社会を動かします。TO-REIは地球環境への負荷低減活動も、このような思いで取り組んでいます。
不器用でも構いません。TO-REIで何をしてみたいのか、どんな仕事に興味があるのかをよくお考えになり、真心と情熱だけ持って来てください。そういう方と出会いたいと心から思います。
TO-REIは、社員の個性や情熱をきちんと見ている会社です。熱意ある皆さんからのご応募を心からお待ちしています。